不動産コラム

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不動産を売ってほしいと手紙が届いたら?

こんにちは。不動産コンサルタントの坂口 貴長隆です。

 

今回は、
あなたが所有している不動産を売ってほしいという手紙が届いたら、どうするべきか?
について解説します。

 

そもそも、この不動産は誰が所有しているか?ということは、地番や家屋番号さえ分かれば、法務局や登記情報提供サービスを使って、誰でも知ることができます。

 

で、その不動産を売りませんか?という手紙のほとんどは、その地域での不動産販売に自信のある不動産業者からのものです。

 

極稀に、見知らぬ一般人や隣人から手紙が届くことも考えられますが、その際は、知人の不動産業者もしくは地元の不動産業者に相談してみましょう。

 

ご存知のとおり、日本の少子高齢化は止まることなく全国での空き家の数も846万戸(平成31年4月総務省発表)に達しており、これからも増え続けると予測されています。

 

そんな中、もしあなたが所有する不動産が、自己使用していない・活用(収益化)していない・活用するつもりがないということであれば、不動産は常に維持費とリスクを背負っているので、早めに売却することが望ましいと言えます。
(不動産は一生所有しつづけるものというのは、高度成長期の考え方。今は不動産もシェアリング・エコノミーの考え方に変わりつつある)

 

不動産を所有することで、あなたが負担することになるもの

・固定資産税、都市計画税
・シロアリ対策費や修繕費など
・台風や地震での損傷による建物価値の減少
・不法投棄される可能性(空き地の場合)
・隣家や通行人、物への損傷(築古家の場合)

 

以上のことから、これから人気の出る(値上がりする)地域でなければ、早い段階で不動産売却し、その売却代金でインデックス投資や他の収益物件への再投資(買い替え)などを行う方がよいと言えます。

 

中には、
「お金に困っていないし、いざとなれば売ればいい・・・」と空き地や空き家を放置している所有者もいますが、いざと言う時、つまり、急に現金化しようとすると、思う金額や相場では売れずに、足元を見られて買い叩かれる可能性が高くなるので要注意です。

 

もし、不動産を売ってほしいという手紙が届いたらなら、
食わず嫌いで無視したりせずに、そのタイミングで売却したらどうなる?とシュミレーションしてもらう方が良いと思いますよ。

 

ではまた、あなたにどこかでお会いできる日を楽しみにしています(^^)

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