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不動産売却時の仲介手数料が無料の会社は要注意!?

どうも。
不動産コンサルタントの坂口 貴長隆(さかぐち きおたか)です。

 

あなたが、
このページを見ているということは、きっと
「不動産の売却を考えていて、仲介手数料が無料のところか、もしくは安いところはないか?」
と探しているところだと思います。

そこで、
不動産売買時の仲介手数料が無料、もしくは安い業者に依頼する時のメリット・デメリットについて不動産業界23年目の私が解説します。

まず、
最初に不動産売買時の仲介手数料の上限は宅建業法により、
売買代金(物件価格)×3%+6万円+消費税まで
と決められています。

仮に、
あなたが売る、または買う物件が2000万円だとすれば、
仲介手数料は、2000万円×3%+6万円+消費税10%=72.6万円
となります。

そして、
不動産仲介業者はこの仲介手数料から
・物件の調査費
・物件の広告費
・事務所の維持費
・車の維持費
・従業員の給料
・営業マン給料と歩合
・消費税10%
などを振り分けることになります。

ちなみに、
不動産仲介業者は専門職でありながら、医者や弁護士と違って、
いくら相談や調査、販売活動で動いて経費を使っても
「売買契約が成立した時」にしか報酬を得ることができません。

つまり、
売れなかった・買えなかった時の経費的ダメージは相当なもの
になります。

なので、
基本的に不動産業者は、あなたの為にたくさん時間と経費をかけて活動したあげくに、
他の不動産業者で売買契約されてしまうことを恐れるため、
あなたが複数の不動産業者に依頼する「一般媒介」よりも、
一社だけに任せる「専任もしくは専属専任媒介」を欲しがります。

 

不動産仲介手数料無料のメリット

・不動産売却や購入の諸経費が安く済む

 

不動産仲介手数料無料のデメリット

・業者は早く処理したいため、安く買い叩かれる可能性が高まる
 ⇒結果的に利益が少なくなる

・経費が使えないため活動量が少なく、なかなか売れない(又は買えない)
 ⇒時間的ロスが生じる

 

上記のことからも分かるとおり、
あなたの売りたい物件が黙っていても「売っていただけませんか?」と
買い手がすぐに見つかる物件である場合や、
あなたが何年も放置され誰も興味を示さないような物件を
買おうとしているなら、仲介手数料無料でやっている業者に
依頼しても特に問題はありません。

 

不動産仲介業者はあなたの代理人です。

 

確かに「不動産仲介手数料」だけを見ると出費が大きいと感じるかも知れませんが、
正規の仲介手数料を支払うことにより、支払う手数料以上の
より良い結果が出ることもを理解しておきましょう。

 

もし、
あなたが直接買主や売主を見つけていて、
不動産の重要事項説明書や売買契約書の作成だけが必要の場合は、
一度お気軽にご相談ください。



個人間売買についての注意点はこちら↓↓↓
https://re-touki.com/wordpress/kojin

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