blognews 中古物件のカラーベスト屋根を再塗装するのは良くない3つの理由

宅建士25年目で不動産コンサルタントの坂口 貴長隆です。
昭和後期から平成中期まで多くの住宅で採用されたカラーベスト屋根。
カラーベストは自重が瓦よりも軽い為、家の耐震性が上がる点やコストが安いメリットがある反面、耐久性が低いものです。
10年や20年ほど経過するとカラーベストの美観や防水性能を復活させるために再塗装を促す訪問販売なども多々見受けられますが、カラーベストの再塗装は、以下のような理由から良くないケースがあります。
カラーベストの再塗装が良くない理由
理由① ひび割れや反りがある場合:
カラーベストは築年数が経つと、経年劣化でひび割れや反りが発生します。この状態で塗装をすると、塗膜がひび割れに追従できずに、すぐに剥がれてしまったり、反った部分から雨水が侵入し、下地材を腐食させる原因となります。
理由② 水分を吸収している場合
湿気や雨水を吸収してしまっているカラーベストは、内部に水分が残ったまま塗装をすると、塗膜の膨れや剥がれの原因になります。これは、塗装後に太陽熱などで温められた水分が水蒸気となり、塗膜を内側から押し上げてしまうためです。
理由③ 縁切りが不十分な場合
カラーベストは重ねて施工されているため、塗装をすると屋根材と屋根材の隙間が塗料で埋まってしまいます。この隙間は「縁切り」といい、雨水を適切に排水する役割があります。この縁切りが不十分だと、雨水が屋根内部に溜まり、雨漏りや下地材の腐食を引き起こします。
カラーベストを再塗装した後の事例
築20年のカラーベスト屋根を再塗装した事例ですが、
屋根には小さなひび割れが複数あり、塗装業者からは「問題ない」と言われ、そのまま塗装をしました。
結果
塗装後わずか2年で、塗膜がひび割れた部分から剥がれ始めました。さらに、塗料が縁切り部分を埋めてしまったことで、雨水が屋根内部に溜まり、雨漏りが発生しました。
最終的に、屋根全体の葺き替えが必要となり、再塗装の費用だけでなく、追加で高額な工事費用がかかってしまいました。
この事例のように、劣化が進んだカラーベストは、再塗装では根本的な解決にならず、かえって問題を悪化させる可能性が高いため、状態によっては再塗装ではなく、
屋根の葺き替えやカバー工法(既存の屋根の上に新しい屋根材を被せる工法)が推奨されます。
屋根業者など複数の専門家へ相談
再塗装を検討する際は、複数の業者に診断を依頼し、屋根の状態を正確に把握することがとても重要です。
特に、劣化が進んでいる場合は、再塗装以外の選択肢も提案してくれる信頼できる専門家を選ぶことが大切です。
先にドローン空撮で屋根の状態を知るのが良い理由
古い瓦やカラーベスト屋根の点検は、知識と経験のある技術者が屋根に登って行うのがベストですが、その場合でも歩きながら点検すると劣化した瓦を踏んで割ってしまったりすることがあり、近々、何かしら検討するつもりだったとしても、早急に工事する状況になりかねません。
正直で親切な職人さんなら自分が踏んで割れてしまったことを告げて、補修なりできるだけ安い方法での提案をしてくれますが、中には自分で踏んで瓦が割れてしまったのにもかかわらず、「結構、傷んでますね。数カ所、割れているところがあるので、早めに何とかした方がよいですね。とりあえず、割れているところは、応急処置しておきます(←自分が割ったクセにあたかも、良い人ぶって恩をきせて受注しやすいように立ち回る)」と言われることもあります。
私達リアルターでは、大阪府下最安値宣言したドローン空撮による屋根・外壁点検を実施しています。
屋根葺き替えなどの工事の受注を目的としない中立な立場且つ屋根に負担をかけない状態で、あなた様の気になる屋根や外壁部分を詳細に撮影します。
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